2025年度の市場規模は6,400億円(出資金額)、185件(販売件数)と推計
2026年度は7,210億円を見込み、堅調に推移
- 2025年度(2025年4月~2026年3月)のJOLCOマーケットの市場規模(航空機、船舶、コンテナの出資金販売額ベース)を、前年度比で17.6%増の6,400億円、組成案件の販売件数を185件(同16.4%増)と推計。2026年度は前年度比12.7%増の7,210億円を見込み、2027年度は前年度比10.3%増の7,955億円と予測した。昨年度と同様に新規の投資家も獲得できており、すそ野拡大が進んでいる。
- 投資家においては、10年ほど前の円高時に出資した案件の償還時期を迎えており、新たなJOLCO出資に、依然として投資ニーズは旺盛である。特に、投資家の高齢化による後継者問題、為替動向を意識した投資期間の短いコンテナ、中古案件のニーズが強い。また、ヘリコプター、リージョナルジェット、航空機エンジンを扱うレッサーも若干ながら増加傾向にある。
- JOLCOは、単に税の繰延べ効果を享受できる投資商品ではなく、「社会インフラ」を支える実需の伴った金融商品としても存在意義を増しつつある。


※航空機、船舶、コンテナの出資金販売額、組成案件の販売件数で集計
※2025年度は2025年4月~2026年3月の間に迎えた決算期の数値で集計
航空機2,809億円、船舶2,195億円、コンテナ1,396億円、各々前年度比増
- 航空機分野は、2019年度の2,707億円をピークにコロナ禍で減少したが、年を追うごとに回復。2025年度にはコロナ禍前の水準を超え、2,809億円(前年度比10.8%増)であった。今後、イラン情勢が短期的に収束することを前提に、種々の懸念材料を包含するが、ワイド機や新造機の新規組成案件の引き合い状況から勘案して、2026年度は3,388億円(同20.6%増)と推計。
- 船舶分野の2025年度の市場規模は、前年度比5.8%増の2,195億円と推計した。現在レッサーが扱う商材では、イラン情勢を背景にしたホルムズ海峡封鎖などの影響を受けるものは少ない。業界では、代替ルートでの運賃値上げによるキャッシュリッチも顕著化。2026年度は2,922億円(同33.1%増)と推計し、今後も拡大基調は続くと予測。
- コンテナ分野は扱う企業が少なく他の分野に比べ規模は小さい。2025年度は、比較的短期の投資となるコンテナへのJOLCO投資のニーズが一層強まり一時的に1,396億円(同67.8%増)に増加。2026年度は900億円(対前年度比35.5%減)を見込む。
2025年度のJOL+JOLCO市場は1兆円超に、エンジン市場も堅調
- JOL市場(航空機)は、JOLCO市場(航空機、船舶、コンテナ)よりも早く2022年度にはコロナ禍前の水準を上回った。2025年度は、既存レッサーの扱い増加、新規参入企業などで、昨年度時点の予測からは、1年前倒しで業界初の1兆円越えとなった。
- JOL +JOLCOの2025年度の合計市場規模は、1兆1,529億円(前年度比35.1%増)と推計。
- ジェットエンジンは、JOLに加え、短期投資の強いニーズからコンテナの代替商品として、JOLCOで組成するジェットエンジンを扱うレッサーも増え、市場規模は堅調に推移した。
リサーチ要綱
〇対象:JOJCOを扱うリース会社、専業会社など10数社
〇期間:2026年4~5月
〇方法:専門研究員による対面取材
〇追加:本年度より、ジェットエンジン(航空機エンジン)についても調査を実施
※JOLCOとは、一般的に航空機、船舶、コンテナ等を対象とした日本型オペレーティングリース(JOL)のうち購入選択権(Call Option)が航空会社などの賃借人に付与されたもので、匿名組合が金融機関からの借入金と複数の中小企業など(投資家)からの出資金で資金調達して航空機などを購入しリースするもの。投資家には、出資から生じる計画納税が可能となる延税効果のある金融商品である。
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-業界動向について解説を加えていますので、概要を把握するのに役立ちます-
•体裁:A4判、26ページ
•内容:
【マーケット動向】:直近1~2年の全体市場動向・背景、投資家動向、レッサー動向を記述。
<グラフ>「JOLCOの出資金額(市場規模)」、「JOLCOの販売件数」
【分野別の動向】:航空機、船舶、コンテナ別に直近1~2年の市場動向、レッシーの動向、周辺環境の動向、投資対象動向などを記述。
<グラフ>「分野別市場規模の推移(2020年度~2027年度予測」、「分野別構成比の推移(出資金額ベース)」、「分野別のポートフォリオの変化(販売金額ベース)」、「航空機(JOLCO)のボディ別(機数)構成比」、「航空機メーカーの年間受注数/引渡し数」、「世界の新造船竣工量」、「世界の海上荷動量の推移」
【課題と展望】:業界動向、為替動向/中東情勢/各社の人繰り/新規参入/社会インフラを支える金融商品としての存在意義などを既述。
【JOLについて】:2025年度の市場動向及び市場規模、今後の市場規模予測等について記述。
<グラフ>「JOLCO+JOLの個別出資金額」、「JOLCOとJOLの出資金額構成比」、「分野別の出資金額推移(JOL航空機、JOLCO航空機、船舶、コンテナ)」、「JOLCO+JOLの合計販売件数」、「航空機のJOLCO+JOLの出資金額構成比」、「航空機(JOL)のボディ別構成比」のグラフを掲載
※JOLの数値は、JOLCOを扱う企業のみで推計しているため、業界全体の数値ではありません
【今後1年の組成の方向性(定量分析)】:JOL及びJOLCOを扱うレッサーの、今後1年の組成等の方向性を幾つかの項目で定量的に把握し、業界の動向・指向を分析。
<グラフ>「注力分野」、「JOL/JOLCOの増減指向」、「航空機、船舶の新造/中古の増減指向」、「中古航空機の機齢別調達指向」、「航空機のワイド/ナローの増減指向」、「航空機の組成時における重視事項」、「組成する航空会社の地域の重視度指向」、「航空機の売却実績・方針(ワイド/ナロー別)(機齢別)」のグラフを掲載
【ジェットエンジンについて】:2025年度の市場動向及び市場規模、今後の市場規模予測等について記述。
<グラフ>「ジェットエンジンの市場規模(出資金販売額)」、「ジェットエンジンの販売件数(全体/JOL・JOLCO別)」、「ジェットエンジンのワイド/ナロー向け別の構成比」のグラフを掲載
分野別の動向及び市場の全体観、投資家のマインドと動向、リース会社等の動向、業界の課題と展望について、少し詳しく記述(13,400文字程度)。
※お申込みメールを確認後、レポート(PDF)とご請求書をメールで送信致します。
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